実に3年(4年?)ぶりの熱帯植物実生。
lignum vitae
8年前くらいからコンミフォラついでに適当に蒔いては全滅(?)させていた子です。この度、初発芽したので実生メモを書いておくのです。
0、種子が呼吸できるくらいの水位で一日給水(あれば薬剤)させる。
1、清潔な種蒔き用土に適当に挿す(ちゃんと蒔いて覆土した方がいいと思う、自分は適当すぎる)
2、水をやる。
コンミフォラの時も思ったけれど常に濡らしておくより乾湿あった方がいい気がする。
3、待つ。
これが辛い。長い、長い普通に二週間以上かかったりする。一月以上どころか年単位で発芽するモノもあるので良心的とはわかっていても心情的に辛い。
置き場所は割と日向に放置していた。←
基本的な情報
・ユソウボク属ハマビシ科。癒瘡木とか生命の木とか厨二心を擽りますね。
・熱帯植物なので当然のように低温はNG。それも最低10℃と無加温関東人にはハードルが高い。
・発芽温度25℃の情報あり。
今年は梅雨明けから気温ガン上がりしてる中の発芽なので、20℃発芽の情報もあるが高温ほど良いのではないかと疑っている。
・つとに低温時の風はいけないらしい。
・成長が遅い(!)
・花は紫系できれい。
・施肥は少なめに。
・ヨトウなどが付く。死罪。
ネットだと『平井信ニ先生の樹木、材木研究 ユソウボク属の樹木』が色々載ってると思います。
あとは英語ですが『https://www.google.com/amp/s/amp.miamiherald.com/living/home-garden/article96640832.html』(20200816)のサイトも好きです。
和訳をかいつまむと、
リグナムバイタと一口にいってもまぁ種類があると。中でもガイアカム、
Guaiacum officinale(ジャマイカ国花)
Guaiacum sanctum←こちらがネイティブ
について違いを見分ける方法も色々載っていまして、葉などで見分ける方法もあるようでしたが此処で文字で読んだ限りでは『実』で見分けるのが確かかなぁと思いました。
約4つの種子を含む、より大きな実がネイティブ。
非ネイティブは通常2つの種子のより平らな実、だそう。
黄色に熟すと勝手に開くみたいですね、ザクロとかアケビみたいに?
気になるのは、成長がとても遅いと言われているが現地だと簡単に成長するらしいこと。多くの日光を与えるのは勿論のことですが、育つと風、干ばつ、さらには塩にも耐えるので海で育てることができるとまて書かれているようなのですよね。
自生地強し、の一言で終わらせていいのかこれ……。
ええと、それで、肝心の発芽個体ですが。
発根、太い。
バオバブかと思った。
発根してから茎が立ち上がるまで3日かかりました。
中々土中から抜けなかったせいか、双葉が開く前にマメ科のような形の本葉が展開し始めていました。
そして、今回メモすることで何より大事なこと。
種子が真っ白フサフサにカビ(?)てもあきらめるな!!!
5年くらい前、柔らかく腐ったものを潰したことがありましたが、その時は何もなかった。
今回は白くもさっていたから潰してみたところ、白いだけのはずの中身に葉ができかけていた。
今回発芽したのも、脱ぎ捨てたガワはフサフサ白いモノに覆われていました。
つまりはそういうことだ。
それはそうとこの種は腐りやすいと思う。